人工授精と体外受精、顕微授精って何が違う?不妊治療の種類について解説します!

人工授精と体外受精、顕微授精って何が違う?不妊治療の種類について解説します!

私が不妊治療を始めたとき、タイミング法だとか人工授精とか体外受精、顕微授精といろんな言葉が出てくるけどそもそも何が違うのかが全然わかりませんでした。

クリニックとか、いろんな人のブログとかでもそれらの言葉が当たり前のように出てきて困った経験があるので、この記事ではそれぞれの違いを簡単に紹介しちゃいます!

タイミング法とは

タイミング法とは、その名の通り妊娠しやすいタイミングで性行するものです!通常の子作りと何が違うのかというと、先生に子宮の状態を診てもらい排卵日を予測してもらうことで、自分で計算するよりも確率がアップするそう。
病院によっても方針が異なりますが、より正確に排卵させるため、尿の中のホルモンを調べたりして排卵誘発剤を投与するパターンもあるそうです!
不妊治療の第一歩は大体このタイミング法から入って、妊娠しなければ次のステップへという感じ。

人工授精とは

パートナーの精液を洗浄し濃縮したものを、チューブを使って直接子宮に入れるというもの。
妊娠率は5〜10%程度なのであまり高い確率とは言えないですが、通常の性行よりも確率があがるらしいです。
この人工授精までは、妊娠に至るまでの過程は自然妊娠と同じです。
一般的に、5−6回人工授精をしてだめだったら次のステップへという感じ。

体外受精とは

体外受精は、卵胞に針を刺して取り出した卵子に、別で採取して提出した精子を振りかけて受精卵を作り身体に戻すというものです。
この体外受精が一般的にイメージされる不妊治療となります!
体外受精をすることで、卵管に問題があるタイプの不妊や男性不妊の場合でも妊娠することが可能です!
体外受精の流れは大まかに下記の流れということです。

①卵胞を育てる→②卵巣から卵子を採取する→卵子と精子を授精させる→④受精卵を子宮に戻す→⑤妊娠継続されるよう薬などを内服→⑥妊娠判定

ただし、精子が卵子の中に入っていく過程までは自力で行うことになるので受精障害の場合は次の顕微受精を実施することになります。

顕微授精とは

顕微授精は、上記の体外受精が卵子に精子を振りかけていたのに対し、一つの卵子に一つの精子を顕微鏡下で針で注入して受精させる方法です。この場合、受精障害があっても人の力で受精させることができるのでより確実に受精卵を作ることが可能だそうです!
ただし、これでも必ずしも妊娠できるというわけではありません。
というのも、受精卵ができて体に戻しても、着床(受精卵が子宮内膜にもぐりこむこと)しなくては妊娠できません。
この着床に問題があることを着床障害というのですが、現代の医学でもそこを人工的に行うことはできないため、必ずしも妊娠までは至らないことになります。
また、せっかく着床まで至ったとしても、初期流産(妊娠判定前に流れてしまう)してしまったりすることもあるので、妊娠までの過程は意外と長いのです。。

今回は本編と少しずれる不妊治療の方法の違いのご紹介でした!

■関連記事

不妊治療カテゴリの最新記事